辻岡正人監督作品「BLACK ROOM」

主人公の青年を演じるのは、監督、俳優など様々なエンターテインメントシーンで才能を発揮する辻岡正人。本作では企画・製作・プロデュース・撮影監督・照明監督・美術監督・編集・脚本・監督・主演と十役を兼務。企画から五年の歳月を経て、辻岡ワールド全開となる本作を自らの資金で命懸けで完成させた。

監禁される女性を演じるのは女優の夕樹ゆう。主人公が嫉妬する優秀なディレクター役には今後の日本映画を担う実力派俳優の朝霧涼を抜擢。報道局部長役には映画監督の手塚眞（映画「白痴」監督）が等身大で演じる。職場のディレクター役には愛染恭子、小沼雄一、増田俊樹、鈴木太一、松本准平、田島基博、堀井彩など実際にディレクト経験を持つ多数の監督がディレクター役でキャスティング。ストリートギャングのボス役には元プロボクシング日本ミドル級チャンピオン、元シュートボクシングウェルター級チャンピオンの鈴木悟が本作にてスクリーンデビューを飾る。その他のストリートギャングには元アマテュアボクシングバンタム級チャンピオンの池田光正など、肉体を駆使して勝負する世界に身を投じる者たちが演じる。その他、怪奇漫画家の御茶漬海苔がレストランのバーテンダーを演じ、都市で喧嘩をする若者たちには「特捜戦隊デカレンジャー」の伊藤陽佑、「救急戦隊ゴーゴーファイブ」の柴田かよこ、「電磁戦隊メガレンジャー」の東山麻美など人気戦隊ヒーローたちが鮮やかに彩る。更に刑事役には「帰ってきたウルトラマン」をはじめ重厚かつ独特の存在感を醸し出す団時朗が演じるなど、辻岡監督独特の各界著名なミクスチャー的キャスティングが発揮。現実の職業と物語の設定を反映させたキャスティングは、生々しいリアルさが投影されている。

また主題歌・挿入歌を手掛けるのは日本のロック・シーンを座巻するロック・バンド、キャラメルパンチが全身全霊で本作のために楽曲を制作し、映像と音楽が激しくも優しさを交えつつ鮮烈にコラボレートする。

 

本作はどんな男女も大抵は持ち得る恋心をベースに、心の中に潜む征服欲や支配欲を炙り出し、倫理や道徳さえも超越した異常性愛を通して「愛憎」をスタイリッシュかつバイオレンスタッチな描写で大胆に切り取っていく。

愛は憎しみを超えるのか。憎しみは愛を超えるのか!?それとも……!?

ダレも予測できない衝撃的な結末が、あなたに待ち受けている。